安い配信単価!FAXDMのコストパフォーマンスと注意点
FAXDMはコストパフォーマンスに優れるマーケティング手法です。商材に対して有効な手法を探している場合は、まずFAXDMを試してみてはいかがでしょうか。こちらでは、FAXDMの配信単価の安さによるメリットや一般的な料金相場、FAXDM代行事業者選びでの注意点についてお話しします。
目次[非表示]
1. FAXDMの魅力は配信単価の安さ
配信単価の安さはFAXDMの大きな魅力のひとつです。マーケティング手法としては、この魅力によって以下のようなメリットが期待できます。
導入ハードルが低い
コストが低いため、マーケティング手法としての導入ハードルが低いことが特徴です。広告の展開方法がわからない商材に対するマーケティング施策として気軽に実施できます。すでにほかの手法で広告を展開している商材に対してプラスアルファで実施するのも一般的です。
広範囲に認知させられる
配信単価が安いため、低コストで配信の規模を拡大できます。商材のターゲットが広範囲にわたる場合も、他のマーケティング手法と比較してそれほどコストが発生しません。最初から広範囲に配信し、徐々に有効なターゲットを明確にしてく方法もあります。
サイクルをハイペースにできる
マーケティングではデータ取得と改善のサイクルが重要です。FAXDMはコストが安いため、ハイペースでサイクルを回すことができます。そのため、コンバージョンしやすい有効な配信パターンを短期間で確立できます。
2. FAXDMのコスト内訳
FAXDMのコストは一般的に
初期費用+基本料金+配信1枚当たりの費用+リスト料金
といった要素で構成されています。
初期費用や基本料金はかからずシンプルに配信枚数で課金するタイプや基本料金で一定枚数までをカバーするタイプなど、料金設定は事業者によってさまざまです。また、原稿の作成サポートなど、配信以外のサービスで料金が発生するケースもあります。
リスト料金とは、FAXDMを配信する業者リストの料金です。一般的にはFAXDM事業者が保有しているリストを購入、もしくはレンタルします。単純に考えると件数が多いほどリスト料金も高額になりますが、リスト更新の頻度、業界別リストの充実度といったポイントと確認しなければなりません。
FAXDMで明確な効果を出すためには、少なくとも毎回10,000件以上送信し、効果測定をしていく必要があります。コストシミュレーションを行う際は、初期費用だけではなくこの配信規模に応じたランニングコストについても検討しましょう。
3. FAXDMの配信単価相場
FAXDMのコストに最も大きな影響を与えるのが配信単価です。各事業者が設定している配信単価の相場はどの程度なのでしょうか?
多くの事業者の料金設定を見てみると3~10円と幅広いようです。実際には、これらの配信単価にさらにリストの料金や大量配信によるボリュームディスカウントも加味されるため単純な比較はできません。正確な料金を知るためには見積もりを依頼する必要があります。また、料金の範囲で提供されているサービスの内容も業者によって異なります。
上述したとおり、配信効果を期待するうえでは10,000件の送信が必要です10,000枚送信する場合、各種料金設定を反映させた相場は50,000~100,000円となります。
4. 安いだけのFAXDM業者に注意
現在は多くのクラウドサービス事業者が存在しており、業者間で競争が起きています。価格面で競争しているFAXDM事業者も少なくありません。上述した相場を大きく下回る料金でサービスを提供している業者もあるようです。
しかし、単純な安さだけでFAXDM業者を選ぶのはおすすめできません。現実的に考えて、コストが低ければ低いほど提供されるサービスは限定されます。料金が安いFAXDM事業者は、リストのクオリティ、配信条件の柔軟性、サポート体制などサービスに難がある可能性があるのです。
マーケティング手法として考えると、いくら低コストで実施できても広告としての成果が出なければ意味がありません。重要なのは、安さではなく費用対効果です。特に、原稿作成のノウハウや充実した配信リストなどFAXDM配信のための知見が溜まっていない場合はこうした面でも頼れる事業者が好ましいでしょう。
複数回配信を繰り返して効果検証を行っていくことが大切なFAXDMでは、成果が出るまで良好なパートナーシップを結べる業者が求められます。安さだけに注目せずにサービスが充実している配信業者を利用しましょう。
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今回お話ししたとおり、FAXDMはコストパフォーマンスに優れるマーケティング手法です。最適なFAXDM事業者を利用すれば、そのコストパフォーマンスを存分に引き出すことができます。また、重要視すべきはコストパフォーマンスであり、コストの低さではありません。FAXDM業者選びではその点を忘れず、コストとサービス内容のバランスについてよく検討するようにしましょう。