FAXDM代行業者選びの注目要素
FAXDM配信サービスの導入に際してどの業者を利用しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。こちらでは、FAXDM代行業者選びでの注目要素についてお話しします。
目次[非表示]
1. FAXDM代行業者選びで重視すべきこと
現在、他のクラウドサービス事業者と同様にFAXDM代行業者も多数存在します。ユーザーとしては選択肢が多い一方で、どの事業者を選べばよいのか迷いやすい状況といえるかもしれません。まずは代行業者選びで重視すべきことを明確にしておきましょう。
商材の情報を普及させ、最終的には売上につなげるためのマーケティング手法と考えると、やはり重視したいのは費用対効果ではないでしょうか。FAXDMは他のマーケティング手法と比較すると低コストな方法ですが、期待している費用対効果を出すためにはしっかりと戦略を立ててPDCAサイクルを回していくことが大切です。そして、そのためには代行業者選びもキーポイントになってきます。
コストが低かったとしても、サービスが限定されている代行業者では配信による効果が出ないかもしれません。一方で、いくら効果が大きかったとしてもコストが高い場合は好ましくないでしょう。コストと効果のバランスに優れた、FAXDM配信の良きパートナーとなってくれる代行業者を探すことをおすすめします。
2. FAXDM代行業者を選ぶうえでの代表的な基準
上述したのは、FAXDM代行業者を選ぶうえでの前提的なポイントです。実際にどのような代行業者が求められるかは利用企業の予算やシチュエーション、期待している効果によって異なります。FAXDM業者を選ぶうえでの代表的な基準をご紹介しますので、自社にとってどのような業者が最適なのか検討してみましょう。
コスト
コストはFAXDM代行業者を選ぶうえで大切な基準です。具体的には以下のよう要素に細分化できます。
● 初期費用の有無
● 基本料金
● 配信単価
● 課金タイミング
● 支払タイミング
初期費用や基本料金の設定は業者によって異なります。基本料金の設定によっては配信がない月も課金が発生しますので注意が必要です。
配信単価はFAXDM1通あたりの料金であり、多くの業者はこの課金方式を採用しています。ただし、課金タイミングは代行業者によって異なります。業者によっては送達が確認されたFAXDMだけではなく不達になったFAXDMにも課金しているケースがあります。
支払タイミングについては特に優劣はありません。純粋に、自社のキャッシュフローに合わせて無理のないタイミングで支払える業者を選ぶと良いでしょう。
配信
配信の柔軟性はFAXDMの効果に関わってくるため、軽視することはできません。具体的には、以下のようなポイントに注目しましょう。
● 予約配信の可否
● 依頼から配信までのスピード
● クレーム対応可否
● キャンセル対応可否
● 配信レポートの提出
特に注目したいのはクレーム対応です。FAXDMは受取側のインク・用紙を消費するため、少なからずクレームが発生します。受取側の配信停止依頼を迅速に配信リストに反映する代行業者であればクレームを軽減できます。また、過去にハードクレームに発展した企業をあらかじめ配信リストから除外している代行業者であれば安心して利用できるでしょう。
原稿の受付・作成
FAXDMは受取側に読まれてはじめて効果が出ます。原稿作成・受付の柔軟性もFAXDM代行業者選びの重要な基準のひとつです。
● 対応しているファイル形式
● 対応しているサイズ
● 宛名印刷
● 原稿作成サポート
特に原稿作成のサポートサービスには注目しましょう。FAXDMはインク消費量やスペース、読みやすさといった制約のうえで受取側にインパクトを与える原稿を作成する必要があります。何回でも無料でアドバイスを受けられる業者が理想です。
配信リスト
FAXDMの配信リストは代行業者から提供されるものを利用するのが一般的です。リスト提供のサービスにも業者によって細かな違いがあります。
● 自社配信リストの持ち込み可否
● レンタル or 購入
● 所有リスト件数
● リストの質
単純なリストの件数だけではなく、送達率や更新頻度についても注目してください。また、配信ターゲット業界のリストがどれだけ充実しているかも確認しておく必要があります。
管理・セキュリティ
上述した以外にも、管理・セキュリティなど以下のような点も注目してください。
● サポート体制
● プライバシーマークの取得
● 決済方法
● ノウハウの提供
24時間365日のサポートを実施している代行業者は多くありません。クラウドサービスでは予期せぬトラブルが起こることも予想されるため、サポート体制が充実した業者の利用をおすすめします。
3. FAXDM代行業者選びで意識したいこと
最後にFAXDM代行業者選びで意識したいことを再確認していきましょう。
求めるサービスとコストのバランス
FAXDMで着実な成果を出したい場合は豊富なサービスが求められます。一方、配信規模やリストの必要性によってはコストを抑えられる場合もあります。どの程度のサービスを求めているのか、どの程度のコストを許容できるのかをあらかじめ明確にしておきましょう。
配信は複数回依頼することになる
FAXDMは何度も配信して効果を高めていくマーケティング手法です。代行業者の強力もそのたびに必要となります。効果が出るまでの期間やりとりするため、円滑な関係性を築けるかどうか、業者の信頼性についても意識しましょう。
***
一口にFAXDM代行業者といってもそのサービス内容や料金設定はさまざまです。費用対効果が出せるかどうかを重要視し、信頼できるFAXDM代行業者をお選びください。