メール広告よりも効果を上げるファックス広告
進化を続ける広告の手段?
広告の手段というものは、その年代によって、さまざまなものが生み出されていきます。どんどんと効率の良い方法を模索しているからですが、昔からあるテレアポやチラシは現在でも使われていますし、電話回線を使用したファックスによる広告や、最近ではパソコンの普及が増加したことから、インターネットを使用した宣伝方法もあらゆる場面で活用されています。
メール広告を送るためには、メールアドレスを利用します。これをリスト化して、メールというかたちをとって広告を送る方法です。リアクションも分かりやすいことから利用者が一気に広がりました。直接アポイントを取ることができるのも大きいでしょう。とにかく情報があれば、ローラーのように営業をかけることができます。時間もかからず、直接断られることもありません。多くのチャンスを営業に生かすことができるところもメリットでしょう。
その反面で、あまりに普及したことが大きな差別化を生みにくくなりました。メール広告といっても、情報を集めてきてローラー的に流していくため、工夫をしなければ、スパム広告と紙一重に分類されてしまう危険性があります。そこで、そうならないようにする技術的工夫が必要になってきました。
実際問題として、リーチが10%程度以下になってきているところも考えなければいけません。5%程度になることも珍しいことではなく、これでは送信したとしてもほとんどみてもらえていないことになります。これも、メールの設定での対策ということになるため、さまざまな工夫をして開封率を高めていく努力が必要になってきています。メール広告は読んでもらわなければ、効果を上げることはできないからです。
メール広告とファックス広告
メール広告が使われている一方で、さらに効率化を求めてファックス広告を利用しているところも増えています。メール広告の最大のメリットは、コストはほとんどかからないということです。使っているインターネット回線やアドレスがあればすぐにでもできるので、リストさえ作成すれば、あとは一斉に送信すれば簡単に宣伝することができます。
ファックス広告の場合、原稿の作成をしなければなりません。紙もかかりますし、通信代も必要になるでしょう。わずかな金額ではありますが、数多く送れば、それなりの負担が発生してきます。一見するとメール広告のほうが魅力が高いように見えますが、ファックス広告は宣伝効果の高い方法です。開封率を見てもファックス広告は、100パーセントを誇ります。なぜなら、開封した状態で届くからです。この点は、メール広告との決定的な違いと言ってもいいでしょう。
そして、開封されるということは、それだけ目につきやすいということを示しています。メール広告は、メールアドレスのところにしか届きません。目につくということを考えた場合、効果は大きな差がついてきます。コストはかかりますが、ファックス広告の効果の高さは業界的にも認識されるようになってきているのは確かです。費用対効果の差は利用価値の差とはなりますが、本当に自社の広告としてどちらがいいのかということも含め検討していかなければいけません。
この二つのどちらが優れているかを比較するよりも、利用方法の違いという認識を持ち、使い方や戦略を考えた時により効果のある方法を選ぶようにすると良いのではないでしょうか。
メール広告を利用する場合の注意点
先にも述べた通り、ファックス広告の良さは、必ず目を通す開封率100パーセントである点です。そのまま送られてきているのですから、内容を確認しなければ捨てることもできないからです。メール広告は、迷惑フォルダに入れば、そのまま削除される運命にあることを考慮していかなければ、効果を高めることができません。
ファックス広告を使えば、短時間でのレスポンスも期待することができます。たしかに送信する原稿を作成するための時間はかかりますが、メール広告を作成するのも、郵送のダイレクトメールも準備期間を要します。素早く行動に移すことができれば、それだけレスポンスも期待することができます。広告の方法は数多くありますので、それぞれのメリットとデメリットを確認して、その時々で使い分けることがより良い宣伝効果を生むことに繋がります。
宣伝というのは企業としてのイメージも関わることですから、素人で判断することなく、専門家に依頼をすることを考えるのも一つです。ファックスによるダイレクトメール送信を専門に行っている業者もあります。このような業者を利用すれば、より効果の高い宣伝を行うことができるでしょう。高い費用対効果を考えるのであれば、いくら手軽にできるとはいえ、自分たちだけでやらないほうが賢明です。知識がないことが大きな失敗につながってしまうので、豊富な経験と実績のある業者に依頼してはいかがでしょうか。