FAXDMからホームページへ誘導するために
FAXDMはホームページに誘導する手段として活用できます。こちらでは、FAXDMで商材のホームページに誘導するためのポイントについてお話しします。
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1.FAXDMだけで商材の魅力を伝えきるのは難しいケースも
FAXDMで避けなければならないのが、「読まれないこと」です。特に、情報過多のFAXDMは一見して読みづらい印象を与え、受取側に読んでもらえないことがあります。効果を得るためには、少なくとも読まれなければなりません。
一方、商材によっては魅力を説明するためにテキストが多くならざるを得ないこともあります。特に、目新しい商品・サービスや説明が難しいものは、テキスト量が多くなりがちです。「読んでもらうこと」と「商材の魅力を伝えること」を両立させるのに困難なケースは少なくありません。
そこで、手法としてとられることが多いのが、ホームページへの誘導です。FAXDMからホームページに誘導できれば、商材の詳しい情報を伝えることができます。この場合、FAXDMに多くのテキストを記載する必要はなく、受取側の興味を触発できれば十分です。
この場合、配信後のホームページ閲覧数増加をCVとして考えましょう。注文や資料請求などをCVとすると、達成までの離脱ポイントが多くFAXDMによる純粋な効果がわかりづらくなってしまいます。FAXDMで受取側の関心を惹き、ホームページの十分な説明で疑問点を解消するという、FAXDMとホームページそれぞれの役割分担が重要です。
2.FAXDMからホームページへの移動で迷わせないこと
FAXDMからホームページに誘導するためには、受取側によるアクションが必要です。紙面からホームページの情報を確認し、ブラウザ上で入力しなければなりません。リンクをクリックすればホームページに遷移するメールと比較すると、手間がかかってしまいます。
そのため、FAXDMにはなるべく手間なくスピーディーにホームページへたどり着けるような配慮が必要です。たとえ、受取側に商材に関する興味を与えられたとしても、ホームページの閲覧に手間や時間がかかるとその興味が徐々に小さくなってしまいます。CVにつながる受取側の興味を削いでしまうような記載方法は、避けなければなりません。
3.具体的な誘導施策
FAXDMにおけるホームページへの誘導方法を、CV率が低い例も含めてご紹介します。
通常のURL記載
誘導先のページのURLをそのまま記載する方法です。URLはページごとに割り振られるため、特定のページへ誘導する方法としては最も確実といえます。また、入力さえしてもらえれば、該当ページの検索順位に関わらず見てもらえる点も魅力です。ただし、FAXDMを見て長いURLを手入力する必要があるため、CV率はあまり期待できません。
短縮URL記載
有料にはなるが、上記のようなサイトでドメインを取得し、短いURLを記載する方法あります。上述した方法と同じようにURLを入力する手間はありますが、短いためそれほど手間にはなりません。記載したURLから任意のページにリダイレクトさせる方法も一般的です。
URLは検索窓ではなくアドレスバーに入れないとホームページが表示されません。FAXDMにその旨を記載しておくと親切です。
検索ワードを指定
誘導先ページが結果として表示される、検索ワードを記載する方法もあります。検索するイメージがわかりやすいように、ワードが記載された検索窓の画像を記載するのも一般的です。ただし、記載する検索ワードによっては誘導先ページが上位に表示されないことがあります。数ページ先にならないと表示されない場合はCVを逃してしまうこともあるため注意が必要です。競合ページが上位に来ないかどうか確認して検索ワードを選定する必要があります。
QRコードを記載
QRコードとは、情報が詰め込まれたバーコードのような画像です。スマートフォンのカメラで読み取ることで、データを展開できます。
現在はスマートフォンが一般的になっているため、QRコードをFAXDMに記載してホームページに誘導する方法あります。受取側に手入力を求めないため、高いCV率が期待できる方法です。
QRコード自体は無料のサービスで簡単に作成できますが、基本的にスマホやタブレットでホームページを閲覧することが予想されるため、パソコン以外の画面でも表示が崩れないレスポンシブデザインが求められます。また、スマホを所持していない層がターゲットの場合は、あまり効果が期待できません。
上記のサイトなら、QRコードの発行だけでなくアクセス数もカウントできます。QRコードを経由したアクセス数のみがわかるため、検索による閲覧数と区別してCVを確認可能です。
4.ホームページで安心感を与える
FAXDMによるCVだけでは、売上が発生するとは限りません。問い合わせや注文につなげるためには、ホームページで安心感を伝えることが大切です。詳細な会社情報やスタッフの情報を明記する、顔写真やお客様の声を掲載するといった工夫が効果的です。
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FAXDMに記載できる情報には限界があります。また、現在はほとんどの企業においてホームページが受注や問い合わせの窓口として機能しているでしょう。FAXDMは、ホームページに誘導する方法のひとつとして利用してはいかがでしょうか。