FAXDMが安い理由
FAXDMはプロモーションツールのなかでも安価な手法として知られています。こちらでは、FAXDMが安い理由についてくわしくお話ししましょう。
目次[非表示]
1. 他のプロモーションツールとFAXDMの単価比較
FAXDMは他のプロモーションツールと比較しても安価です。他の一般的なプロモーションツールと単価を比較してみましょう。
FAXDMの単価は1件あたり3~20円。対して他のプロモーションツールは
●郵送DM:55~100円/件
●電話:100~400円/件
●メール:0~3円/件
この程度が一般的な相場といえます。
ハガキや封書といった郵送DM、電話と比較すると大幅に安価であることがわかります。物理的な書面を送るプロ—モーションとしては極めて安価であり、テキスト情報を電子的に送るメールと同程度の価格です。
2.安いけれど、効果が高い
価格の安さからFAXDMの効果は軽んじられることがあります。もちろん活用方法次第ではありますが、FAXDMの効果は決して小さくありません。入念にプランニングを行い、配信規模や配信タイミング、原稿の内容を決めることで、コスト以上の成果が出ることもあります。
電話回線を使用しているため、送達までのスピードはメールと同等です。一方で、メールのDMは迷惑フォルダに自動的に振り分けられてしまい開封されないこともあります。対して、FAXDMは紙で出力されるため、受取側の目に一度は留まります。
適切な規模での送信を繰り返し、デザイン、ターゲット、送信タイミングを最適化していけば着実に効果を伸ばせるでしょう。
3.他のツールと比較してなぜ安い
FAXDMは他のプロモーションツールと比較してなぜ安いのでしょうか。代表的な理由をご紹介します。
人件費
プロモーションのコスト削減において大きなネックとなるのが人件費です。電話営業の場合は、必然的に担当の人間が1件ずつ電話をかけていかなければなりません。さらに、電話営業が終わるまではその人員のリソースが占有されてしまうことになります。
対して、FAXDMは大量配信のシステムを利用して実施されるため、大幅な効率化が可能です。原稿さえ作ってしまえば、あとはほとんどの作業を自動化できます。
郵送コスト
書面を郵送で届ける場合、当然ながら郵送コストが発生します。郵送DMの価格を押し上げている最たる要因は、この輸送コストです。人が1件ずつ宛先を訪ねて配達している以上、このコストが大幅に下がることはないでしょう。
対して、FAXDMはデータを送信している形なので、上述したような郵送コストは発生しません。電話回線のコストは発生しますが、郵送コストと比較するとはるかに安価です。
ハガキ・封書のコスト
郵送DMには、ハガキや封書などの紙媒体が必要です。さらに、印刷のコストや資料の作成費なども発生します。
反面、FAXDMではデータを送付し、受信先で出力する仕組みなので、こうした紙媒体のコストは発生しません。
4. さらにFAXDMを安くしている要因
上述したのは、FAXDMサービスの価格を下げている基本的な要因です。多くのFAXDM業者は以下のような施策でさらに価格を押し下げています。
回線価格のディスカウント
多くのFAXDM業者は顧客からの大量配信依頼に対応するため、複数の電話回線を大口契約しています。この場合、回線業者は回線価格を割引で提供するのが一般的です。結果的に、FAXDM業者サービスの低価格化として反映されています。
サービスの細分化・セルフ化
FAXDM業者には、FAXの送信設定作業を依頼側が行うか、委託側が行うかの2パターンがあります。前者の依頼側自身でできるツールを提供している会社の場合、後者に比べて人件費がかからないため、よりコストを抑えたサービスの提供が可能です。
5.「安ければ良い」は間違い
破格のサービス料金で提供しているFAXDM業者もありますが、求めているサービスが得られるとは限りません。プロモーションツールとしてFAXDMを利用する以上、あくまで重視しなければならないのはコストパフォーマンスです。「いくらかかったか」ではなく、「コストに対してどれだけのコンバージョンが得られたか」で評価をする必要があります。
上述したとおり、サービスのクオリティやカバー範囲を制限して低価格化を実現している業者も少なくありません。FAXDMの手法自体は現在でも通用するメソッドのため、安さだけに注目せず「成果」をだせるノウハウやサポートが充実している業者を選びましょう。
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FAXDMのサービスが他のプロモーションツールと比較して安く提供されている理由についてお話ししました。このように安く提供できる条件がそろっているFAXDMですが、価格だけがすべてではありません。単なる安さだけではなくサービスが行き届いている業者を利用し、効果を最大化しましょう。