効果的なFAXDMを作成するコツをつかむ
目的を明確にしておく
効果的にFAXDMを使用するには、コツを掴むことが重要になります。そのためには、基本をしっかりと押さえておかないといけません。ですから、まずは目的を明確にしておきましょう。どのような商品を誰に対して売りたいのか、どのような人にどのようなセミナーに参加してほしいのかといった点ですが、このようなことをしっかり決めておかないと次に進みません。FAXDMを利用する目的は、主に商品を売るかセミナーなどに参加してもらうかといったものが多いでしょう。当然参加を呼び掛ける場合と、購入を呼び掛ける場合では内容が異なりますので、同じ方法で行っても意味がありません。
特に商品を購入してもらいたい場合は、FAXDMを送る企業が必要としている商品なのかという点に注目しましょう。例えば、金属加工をしている企業に対して、食品を売り込んでも全く意味がありません。金属加工をしている企業であれば、工具類や機械に使用する消耗品などを売り込むのがベストです。食品を売り込むのであれば、まず食品を製造している企業なのか、食品を販売している企業なのかを見分けなければいけません。食品を製造している企業であれば、よい原材料があるからと売り込みをすれば、購入してもらえる可能性はあるでしょう。
しかし、これだけでしたらどこの業者も行っている場合も多いので、さらにもう1歩情報を収集しないといけません。それは、現在使用している物よりも優れていること、現在企業で購入している物よりも安いという点です。そうしないと購入してもらうことは難しい場合がほとんどです。それに対してセミナーであれば、講習内容が良ければ参加してもらえる可能性もあります。ただし、通える地域で開催されていることや、興味をそそる内容であること、参加してプラスになる点があるかが重要な判断基準になります。
適切な原稿に仕上げる
送ったFAXDMをしっかりと呼んでもらうためには、やはりデザインと内容が重要視されます。しかし、デザインは懲りすぎてしまうと、内容を読んでもらいにくくなるため、しっかりと読みやすい内容に仕上げることが必要です。なぜなら、企業に対して送ることが多いからです。FAXDMを送る企業に相応しい適切な内容にすることが大切です。適切な内容でなければ、当然効果を出すことはできません。
まずは、送った相手がFAXDMに記載されている内容を必要としているのかという点です。これがクリアできていないと、読まずに廃棄されてしまうばかりか、苦情の原因になってしまう可能性もあります。無関心な情報や必要のない情報であった場合には、全く成果を出すことはできないでしょう。次に、記載されている商品やセミナーの情報が相手に伝わっているかという点です。せっかく読んでもらっても、何が言いたいのか相手に伝わっていないようではやはり意味がありません。そして、情報は明確に分かりやすく作成しておかないと、問い合わせたくても不安の方が強くなってしまい、問い合わせに繋がらなくなってしまう可能性があります。できれば即座に問合せをしたくなる、情報が欲しくなるといった内容にするべきです。そうすれば相手の興味をそそり、問い合わせが来る可能性も高くなります。
まずは、読み手の不安を取り除く文面であること、相手がどのような情報を必要としているのかを知っておくことです。この2点を抑えておけば、何らかのアクションを相手がしてくる可能性が高くなります。
反響を振り返る
よいFAXDMを作成するためには、書き方などのコツを掴むだけでは不十分です。コツを掴んだからと言って、全てがうまくいくわけではありません。最初に送ったFAXDMの反響がどうであったかを確認し、さらに見直しを行う必要があります。このように何度も見直しを行い、反響率を高めていくことで効果が徐々に出始めていくと言えるでしょう。もちろん1人で見直しを行っても意味がありません。作成に携わった人と、さらに第三者を交えて見直しを行うことで、改善していくべきところがわかるようになるのです。
見直すべきポイントは、FAXDMを送る目的やターゲットが明確になっているのか、見やすくてわかりやすい内容になっているのか、その内容に問題はないのかという点です。自分では最高の状態で作成できたと思っていても、考え方や捉え方は人によって違ってきます。だからこそ多くの人の意見が必要になるのです。このような意見をもとにして改善をしていかないと、自己満足するだけの内容になってしまうこともあります。これではセミナーの参加者を募ることも、商品を売ることもできません。
1から作成し直すのではなく、問題のある場所を改善していくことを念頭に置いておきましょう。もちろん1度やり直すだけでは不十分なので、何度か作成をして送信し、反響率や社内にいる第三者の意見などを参考にしながら何度も改善をしていくことが、よいFAXDMを作成するコツなのです。これができているようで意外とできていないことが多いこともあります。中には、苦情が来るケースもありますが、このような苦情も大切な意見として今後の参考にするべきです。