FAXDMのノウハウ|反応率を上げる9つの方法
FAXDMの施策の反響が少ない、なかなか成功しない、という方必見。13,000社以上のFAXDMのお手伝いをしてきたネクスウェイが、FAXDMのノウハウ・反響率を揚げる方法をご紹介いたします。
FAXDMはノウハウやコツを知って施策を行えば、新規営業に向けた費用対効果の良い広告媒体です。
ですが、「なかなか成果が出ない」「成果が出なかったので施策を辞めてしまった」「Webの方が効果が高いのでは?」と考えている方も多いでしょう。
今回は、そんな方に向けて、累計20,000社以上のFAXDMをお手伝いをしている弊社ネクスウェイが持つ、FAXDMのノウハウについて紹介いたします。
反響率の平均から、反響率を上げる9つの方法について詳しく解説いたしますので、FAXDMを利用したBtoBマーケティングの参考にしてみてください。
FAXDMのメリットは?自社のターゲットにも有効?
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FAXDMの反響率の平均は?
FAXDMの反響率の平均は、0.03~0.1%程度となっています。
ですが、反響率は商材・ターゲットによっても大きく異なります。紙面による変動も大きく、FAXのゴール設定、紙面構成で数倍反響が変わります。
そのため、反響率の平均値も参考にしながら、自社にとってどんな反響を何件獲得することを目指すのか、目標を決めておくことが大切です。
また平均反響率から逆算し、配信数をある一定担保することも重要です。(例えば100件程度のみに送信しても、確率論的には成果が出ない可能性が高いです)
少なくとも1万件以上程度の配信数となるようリスト調整を行い、FAXDM施策を実施しましょう。
FAXDMの反響率に関わる3つのポイント
反響率の平均をお伝えしましたが、FAXDMの反響率は、
・リスト
・原稿デザイン
・送付日時・頻度
などによっても変わってきます。
今回は反響率に関わりやすい上記の3つのポイントについて以下で詳しくご紹介いたします。
リスト
FAXDMの反響率は、リストによっても変化します。
むやみに配信ターゲットを広げて配信をすると、コストがかかる上に、おもったようにCVを得られない可能性もあるでしょう。
自社の商品がどのターゲットに効果的なのかを見定め、業界やエリアを絞り込んで配信をすることで、より効果を得られるようになります。
そのため、リストを地域や規模、業界などで細かく分類ができるように整理する必要があります。
原稿デザイン
多くの反響を得るためには、ターゲットの興味を引くデザインにすることも大切です。
手書き文字を利用して信頼度を上げる、レター型でシンプルなデザインにすることで重要文書のように思わせるなど、デザインのコツは商品や送り先によって変える必要があるでしょう。
特に、写真や画像を多用してしまうと、受け取り側のインクを消費してしまう、送信に時間がかかり、受け取り側のFAXを占領してしまうなどの問題があり、クレームにつながることもありますので、注意しましょう。
原稿の作成方法についてはこちらもご参考ください
送付日時・頻度
開かれた状態で届くため、開封率の高いFAXDMですが、配信されたFAXは必ず読まれるわけではありません。繁忙期や忙しい時間帯、曜日などによっては受信側が確認できず、読まれない可能性もあります。
可能な限り送り先の状況を把握し、読まれやすいタイミングに合わせて配信を行うと良いでしょう。
FAXDMのノウハウ【リスト編】
ネクスウェイでは、FAX一斉同報サービスを開始してから30年の歴史があり、多くのお客様の施策をお手伝いしてまいりました。
長年の経験の中で培ったノウハウの一部をご紹介いたします。
まずは、FAXDMを営業で利用する際に知っておきたい、リストに関するノウハウを解説いたします。
リストは量・質ともに重要
FAXDMを配信する際は、問い合わせの獲得目標にもよりますが、初回の場合は1回に10,000~20,000枚程配信することをおすすめしています。
そのため、リストは充分な量集まっている必要があるでしょう。また、量はもちろんのこと、新鮮さや重複が無いように整理がされているかどうか、ターゲット分類がされているかなどの質も大切です。
上記でお伝えしたように、ターゲットやエリアを変えるだけで反響率が変わってきますので、送信先のリストの量と質は共に重要なポイントとなります。
リストの更新は定期的に行う
リストには、アタック先の所在地や連絡先などの情報が記載されていますが、閉店している、事務所が移転しているなど、常に変化するものです。
宛先業種にもよりますが、FAX番号は変動のスピードが速く、3ヵ月で10%の番号が変わってしまう、とも言われていたほどです。
現在の情報が正しく反映されていないと、想定していた企業に届かない、全く違う場所に届いてしまうなどのミスにつながります。
そのため、リストが常に最新の情報を反映していることはFAXDMでの施策を行う上で極めて重要なポイントとなるでしょう。特に飲食・美容業のリストは番号や店舗が変わりやすいため、定期的なクリーニングをお勧めいたします。
手間をかけずに反響を上げるならレンタルもおすすめ
上記でリストの質の重要性をお伝えしましたが、リストの収集や整理・更新には手間や時間がかかってしまいます。
リストがまだ少ない、リストの整理や更新をする時間が取れないという場合には、リストをレンタルすることをおすすめいたします。
ネクスウェイでは、約370万件の法人リストから業種や地域、法人詳細などターゲットにあった条件のデータを絞ってレンタルし、配信に利用することが可能です。
通常、リスト利用料は1件あたり数円~20円程度の購入費用がかかりますが、ネクスウェイでは利用ごとに1枚0.2円で利用できますので、多くのお客様がリストレンタルを活用しています。
FAXDMのノウハウ【原稿デザイン編】
次に、反響率を上げるために必要な原稿デザインのノウハウをご紹介いたします。
ネクスウェイでは、お客様の商品やターゲットに合わせて、原稿デザインの提案やテンプレートの配布も行っております。
ここからは、原稿デザインについてのノウハウをご紹介いたします。
基本は白黒のみで作る
FAXは基本的に白黒で届くため、原稿も白黒のみで作成する必要があります。
中間色のグレーを使うと、かすれて汚い印象になり、通信時の回線を圧迫してしまいます。そのため、イラストや画像を利用する場合には、グレーが含まれないようにすることや、線画を活用する、画像は一度白黒にしてから挿入するようにするとよいでしょう。
イラストや画像をきれいに送る方法は、以下の記事も参考にしてください。
オファー(問い合わせポイント)が重要
1番アピールしたいポイントやオファーを目立つ部分に入れることも重要です。
オファーとは、「問い合わせで○○プレゼント」「○○%off」「体験版を無料DL」などの商品を知ってもらうための提案です。
送信先に対して分かりやすくメリットを紹介することができるほか、今問い合わせる理由を作るという効果がありますので、自社の商材や配信先の業界に合わせたオファーを設置すると良いでしょう。
オファーに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
チラシ型とレター型は送り先に合わせて
FAXDMは、「チラシ型」「レター型」の2種類に分けられます。
チラシ型はその名の通りチラシのような、一目でサービスの魅力が伝えられる広告色の強いもので、レター型はテキスト中心のものです。
チラシ型デザインは強みをシンプルに伝えられるものや価格面が強みのもの、商材ビジュアルが強みのものを紹介する場合に向いています。
レター型デザインは単価が高いもの、これまでにないサービスを紹介する、医療機関や公的機関などに送る場合などに向いています。
送り先や商品に合わせて、原稿のデザインを変えてみるのもよいでしょう。
FAXDMのデザインについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
自社のテンプレートを作成すると効率的
配信のたびに原稿作成をするのが大変、何度も原稿を大幅に修正するのが面倒という方は、自社のテンプレートを作成すると効率的に配信が可能です。
自社テンプレートを作成する際には、さまざまな施策を行いながら、数か月・複数回にわたって効果検証を行い、継続して利用することをおすすめしています。
他媒体でのマーケティングでも同じですが、最初から成功することはほぼありません。1度配信して反響がなかったから、と諦めてしまうのはもったいないので、自社の勝ちパターンを見つけ、それをテンプレート化させることが重要になります。
FAXDMのノウハウ【送信日時・頻度編】
リストについてと原稿についてのノウハウをご紹介いたしましたが、最後に送信日時や頻度についてのノウハウを解説いたします。
送信日時や頻度は送り先によって変わりますが、ネクスウェイで施策を行っている企業様からのアンケートによって分かったデータをお伝えいたします。
配信時間帯は月曜の朝10時頃が人気
ネクスウェイを利用している企業様に向けて、メールによるアンケートを実施した結果、FAXDMの送付する曜日は月曜日が圧倒的に多いことが分かりました。
また、配信時間帯は午前9時~10時台が多くなっています。そのため、午前中配信の方が反響が出やすい傾向があると考えられます。
ですが、送り先の店休日や始業時間などによっても変わりますので、送り先に合わせて送付することも大切です。
ネクスウェイでは、人気の業種別に送付時間帯や実施した曜日のアンケート調査も行っています。利用者様にご提供しておりますので、気になる場合はぜひ一度ご連絡ください。
頻度は月1回以上継続して送付する
ネクスウェイを利用している企業様は、月に1回配信している方が34.1%、2~3ヶ月に1回配信している方が21.8%となっています。
四半期に1回以上のペースで継続的に配信を行っている方が多くなっていますので、継続的に施策を行っていくことが大切です。
施策を行っていく上で原稿や送付先の更新を行っていき、自社の勝ちパターンを見つけている企業様が多いようです。
その他FAXDMでのよくある質問
ここでは、FAXDMに関して、ネクスウェイに寄せられるよくある質問についてご紹介いたします。
どの業界に反響がいいですか?
主に、デスクワークが少ない業種に反響が良い傾向にあります。
ネクスウェイで配信先として人気の高い業種は、
・医療・福祉業界
・卸売業・小売業
・建設業
・製造業
・不動産業
などがあげられます。
PCやスマートフォンを使う機会が他業種に比べて少なく、FAXを利用する頻度が高い傾向にある業種ではFAXDMの施策を検討してみましょう。
Webの施策とFAXDM、費用対効果はどちらが高い?
Web広告などの施策の反響率は、扱う商材や業界、広告の種類によって変化しますが、平均で1%~2%となっています。
リスティング広告を行う場合で考えると、1クリック200円の広告で1件の問い合わせをもらうまでに20,000円必要です。
ですが、設定キーワードがそもそも検索数が少なく、広告が表示されない、競合が多い場合には1クリックの単価が高くなってしまうなどで、思うようにCV率をあげられない場合もあります。
FAXDMの反響率の平均は0.03%~0.1%程なので、1件問い合わせをもらうまでに1,000件~3,000件の送付が必要です。
1,000件~3,000件送るには、8,000円~24,000円程予算が必要になるでしょう。
反響率で考えるとWeb施策の方が良いと思われがちですが、かかる費用を考えるとFAXDMの方が効果的な場合もあります。
Web施策で反響が出ない、Webを利用する業種がターゲットではない場合には、FAXDMで効果を得られることもありますので、ターゲットや商品によって、費用対効果は変わってくるでしょう。
FAXDMは違法になる?
結論からいうと、FAXDMは違法ではありません。
2017年12月1日から「特定商取引に関する法律の一部を改正する法律」に特定商取引法では、対個人の営業においてのFAXDMの送付において規制はありますが、法人に対しては事前に許可を撮ることなくFAXDMを送付することが可能です。
特定商取引法とFAXDMについては、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
クレームにはどう対処すべきですか?
FAXDMは送り先の紙やインクを使用して送信する性質上、クレームになってしまう可能性もあります。
クレームが来た場合には、次の配信がされないようにリストから削除する、配信停止方法を必ず明記するなどの対応が必要です。
クレームについての適切な対応方法については、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
今回はネクスウェイの長年経験で培ったFAXDMのノウハウの一部をご紹介いたしました。
FAXDMの施策を行っているが、反響が薄い、反響が出なくなってきた、という方は、是非参考にしてみてください。
ネクスウェイでは、FAXを利用した施策を効率化させる「NEXLINK」というサービスを提供しております。リストレンタルはもちろん、原稿についての相談も承っておりますので、FAXDMの反響についてお悩みの方は、ぜひ一度ご連絡ください。