FAXDMが効果的な業種とは?業種別の反響を上げる方法と事例
FAXDMの施策をする際、ターゲットにする業種にお悩みの方は多いのではないでしょうか。今回は、FAXDMが効果的な業種や、業種別の反響を上げる方法と事例をご紹介いたします。
新規営業や集客のために利用されているFAXDM。現在はコロナ禍でも利用できる営業手法として、利用する企業も増えてきています。
ですが、FAXDMでの営業を行う上で、「どこをターゲットにすべきか」「どの業界に効果があるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、30年以上FAXDMの施策をお手伝いしてきた弊社ネクスウェイが、FAXDMのターゲットにすべき業種や、業種別の反響率のあげ方、実際の事例についてご紹介いたします。
FAXDMのメリットは?自社のターゲットにも有効?
目次[非表示]
FAXDMが効果的な業種とその理由
FAXDMが効果的な業種は、以下の5つです。
・医療・介護業界
・建築・不動産業界
・飲食業界
・教育業界
・士業
上記の5つの業種は、ネクスウェイでも人気の送付先となっています。では、なぜこの業種でFAXDMが効果的と言われているのか、その理由についてご紹介いたします。
医療・介護業界
ネクスウェイのサービスを利用しFAXDMを送信している企業様の中でも、医療・介護業界を宛先にした施策が突出して多いというアンケート結果が出ています。
理由としては、
・医師会や行政からの業務連絡などでFAXを利用するシーンが多い
・担当者が忙しく、電話や飛び込み営業の対応ができない
・コロナ禍で対面での営業を断っている
などの理由が考えられます。
送付の内容としては、求職中の医療従事者様のキャリアシートの送付や、新刊書籍の案内、クリニック向けのサービス・商品の紹介、業界特化のセミナーへの案内などに利用されていることが多いようです。
医療・介護業界では、人手不足で人材確保が難しいことや、新たな業務形態の情報、ITツールの活用など、医療・介護業界の課題にフォーカスした案内が多いです。
医療・介護業界、特に歯科医院へのFAXDMについては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、確認してみてください。
建築・不動産業界
建築・不動産業界も人気の送付先の1つです。
建築・不動産業への営業でFAXDMを使う理由としては、
・担当者が現場に出ていることが多い
・図面などのやり取りでFAXを業務で利用する
などがあげられます。
送付の内容としては、資格取得のための講座・研修・教材などの案内、使用する部品や消耗品、ドローンなどのテクノロジー活用、人材確保や健康管理などのニーズにフォーカスしている企業様が多いようです。
飲食業界
飲食業界への営業でもFAXDMが用いられることが多いです。
理由としては、
・発注などでFAXを利用する
・担当者が忙しく、紙媒体で後で確認してもらえる
などがあげられます。
送付の内容としては、人材紹介や求人広告の紹介、新しい食品・調理器具などの案内、感染対策用の備品、ITツールの案内などがあげられます。
教育業界
学校や塾などの教育業界への営業でもFAXを利用することが多くなっています。
理由としては
・利用の決定までに時間がかかるため、紙媒体などで残す必要がある
・担当者が忙しく、電話に出られない
・授業などで席を外していることが多く、PC等での情報収集が難しい
などがあげられます。
送信内容は、ITツールの案内・研修や試験などの紹介、書籍の紹介などがあげられます。
学校への営業に関しては、以下の記事でもご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
士業
次は送付先ではないですが、弁護士や弁理士、司法書士や行政書士など、士業の方は営業をかける際にFAXDMを利用することが多いです。
理由としては
・士業のイメージを損ねないよう、テレアポなどの直接的な営業が敬遠される
・オンラインの手法は同業他社が多い
・営業経験の無い方が多い
などの理由で、士業の方の営業にFAXDMが利用されています。また、士業は書類作成等で紙媒体に触れることが多く、閲覧率が高いため、FAXDMでの営業先とする企業も多いです。
送信内容は、セミナー参加や個別相談の申し込みなどがあげられます。
士業の方の営業に関しては、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、参考にしてください。
FAXDMの反響率を上げる方法【業種別】
FAXDMのターゲットにすべき業界をご紹介いたしましたが、FAXDMは原稿や送付日時・頻度などによって反響率が大きく変わります。
ここでは、ターゲットにする業種別の反響率を上げるコツについてご紹介いたします。
医療・介護業界から反響を得る方法
医療・介護業界から反響を得る方法としては、
・白黒や小さめのイラストを使う
・FAXや電話での問い合せを受け付ける
・送信日時は月・金と始業前と夕方(午後4時~6時台)に送る
などがあげられます。
ネクスウェイの調査では、反響があった原稿には、白黒で小さめのイラストを利用している場合が多く、視覚的に伝わりやすいものが好まれる傾向にあります。
また、医療・介護業界では問い合せがFAXや電話で来ることが多いようですので、問い合せはFAX・電話で受けられるように、原稿内でも分かりやすく記載すると良いでしょう。
送信日時は月・金と始業前と夕方(午後4時~6時台)に送ったものが反響が良いようです。
医療・介護業界は信頼関係を築いていくことが大切ですので、FAX後のフォローコールも重要です。
建築・不動産業界から反響を得る方法
建築・不動産業界から反響を得る方法は、
・イラストを使わず、白黒文字のみ
・不動産業界の場合は
・月・火・金曜日の8時~9時、11時~13時、19時以降に送る
・URLやメールで問い合せを受け付ける
・数字を使って分かりやすく訴求する
・結果検証の期日を区切ってPDCAを回す
などがあげられます。
医療・介護業界と同じように、白黒で小さめのイラストを利用し、視覚的に伝わりやすいものが好まれる傾向にあります。
全体的にどの時間帯でもまんべんなく反響がありますが、特に月・火・金曜日の8時~9時、11時~13時、19時以降で反響が多いようです。
問い合わせはFAX・電話の他、Webサイトやメールなどでの受付が好まれるようですので、原稿の工夫が必要です。
また、数字を使って分かりやすく訴求をしたという声もありました。「無料」と記載するのではなく、「0円」と記載する、取引社数も実数を使うなど、数字でメリットやオファーを加えると良いでしょう。
また、全ての送付先にも言えることですが、結果検証の期日を区切りPDCAを回し、自社の勝ちパターンを見つけることが大切です。
飲食業界から反響を得る方法
飲食業界から反響を得る方法は、
・業種・地域を細かく絞り込む
・アイドルタイムを狙って送信する
・インクのベタ塗りを無くす
などがあげられます。
飲食業界は高級飲食店から、居酒屋などのリーズナブルな飲食店など、業界が多岐にわたります。そのため、商品やサービスに合わせて細かく絞り込みをしましょう。
飲食店では、ランチが終わったアイドルタイムを狙って送信するケースが多いので、昼過ぎのタイミングなどに送付するとよいでしょう。
また、チラシ型の原稿で反響が上がらなくなってきた場合には、文字のみのレター型原稿に変更してみるのも1つの手です。
インクの消費量を減らすことで、クレームを防ぐことにもつながります。
教育業界から反響を得る方法
教育業界から反響を得る方法として挙げられるのは、
・手書き文字を加える
・誰向けの案内なのか明記する
・文章中心の内容にする
などです。
「英語の担当教員向け」「校長先生宛」など、誰に向けた案内なのかを明記し、手書き文字を加えた原稿が反響が大きいようです。
また、チラシ型デザインよりも公的文章のようなレター型の原稿の方が反響率が高い傾向にあります。
士業の方がFAXDMで反響を得る方法
士業の方がFAXDMで反響を得る方法としては、
・ターゲットを絞った原稿にする
・業種を細かく絞る
・文章中心の内容にする
などです。
エリアや業種を絞らずやみくもに送ってしまうと、反響を得られる確率は下がってしまいます。
原稿も「○○業専門サービス」「○○業界の○○でお悩みの方へ」など、業種を絞った原稿作成を行い、業種を絞って送付するようにしましょう。
また、士業はイメージも大切にされますので、公的文章のような文章中心の内容にした方が、信頼度を高めることができます。
ネクスウェイのFAXDMの事例【業種別】
では、上記でお伝えしたFAXDMが効果的な業種の実際の事例をご紹介いたします。
医療・介護業界の事例
介護士・看護師に特化した人材派遣・紹介サービスを提供している株式会社キャリア様。
人材紹介先である医療施設や介護施設は、いまだデジタル化が十分に進んでいる環境とは言えないことや、人材の採用に関わる管理職も現場に出ていることから、ネクスウェイの「NEXLINK」の利用を始めました。
しかし、自分たちで細かくリストを作るのは非常に効率が悪く、ほかの業務にも支障をきたしかねなかったようです。
ネクスウェイのリストレンタル機能を活用したことで、現場の業務負担を減らすだけではなく、地域や施設に合ったリストで営業ができるようになったので、売上回復に繋がりました。特に、市町村単位でリストを絞り込めるため、人材紹介の事業にマッチしていているようです。
建築・不動産業界の事例
賃貸マンションを約10万室以上展開しているビレッジハウス・マネジメント株式会社様。
ブランドの認知拡大のため、FAXDMでの施策を開始しました。
FAXDMでの空室の案内や家賃変更のアナウンス、仲介会社向けのキャンペーン告知を行い、3年で入居率を約2倍に増やしました。
飲食業界の事例
業務用漬物の販売を行うTrend有限会社様。
FAXDMを利用し新規顧客営業を行っていましたが、クレーム数の多さと反響率の減少により、ネクスウェイで紙面の修正等を行いました。
写真と文字の原稿から、文字のみの原稿に変更し、反響を4倍に伸ばしました。インクを大量に使うベタ塗りをなくし、クレームの減少にも成功しています。
教育業界の事例
介護施設や教育機関などへおやつの定期宅配サービスを行っているたびスル株式会社様。
テレアポで行っていた営業をFAXDMに変更し、契約件数は従来の6倍以上に増加させました。
CAC(顧客獲得単価)も従来とくらべて10分の1に。手書き原稿やアンケートなどを用いてアクションのハードルを下げ、効果を上げています。
士業の事例
中小企業向けの税理士紹介サービスなどを展開する株式会社ヒルストン様。
Webのリスティング広告を中心に施策を行っていましたが、反応がなく、FAXDMに移行しました。すると、送信直後から問い合せを得て、初受注につながったそうです。
FAXDMでの営業を効率化させるため、ネクスウェイにご依頼いただきました。
ネクスウェイのFAX不要受付サービスを活用し、営業に役立てています。
FAXDMのことならネクスウェイにお任せください
今回は、FAXDMが効果的な業種や、ネクスウェイが行っている利用者様へのアンケートから見る、反響率を上げる方法などのノウハウについてご紹介いたしました。
「自社の商品はどのターゲットに送ればいいのだろう」「なかなか反響が出ない」などのお悩みがある方は、ぜひ一度ネクスウェイにご相談ください。
30年以上企業様のFAXDMに携わってきたノウハウで、お客様の施策のお手伝いをさせていただきます。
FAXDMのメリットは?自社のターゲットにも有効?